思いがけないトリガー。なんのことやら

 

 

 

昨日の夜。

 

4歳長女の腰に手のひらサイズの赤い腫れを見つけた。

 

何かの虫に刺されたようだった。

 

痒みがひどいわけではなさそうだったが、腫れがひどくて病院に連れて行くべきだと考えた。

 

だけど、次の日は参観日がある。

 

通いなれた病院は午前中だけだったので、

 

幼稚園をお休みにするか、

 

参観日に行ってから違う病院に行くべきか。

 

違う病院は遠い。

 

初めて行くので場所も分からない。

そんな場所に運転して行くのが怖くて苦手だから、なるべく、通いなれた病院に行きたい。

 

そして参観日も苦手な行事。

 

だけど、娘のことを考えると参観日には行くべきだろうなと。

 

だけど赤い腫れもひどい。

 

夫は、夜、飲み会だったので話さず、

 

私はひとり一晩悩んでいた。

 

朝がきて、虫に刺されたであろう腰を見るとまだ変わらず赤く腫れていた。

 

やはりすぐに通い慣れた病院に連れて行こう。

 

参観日もお休みしよう。

 

私は自分のなかで決めた。

 

だけど、娘が幼稚園に行きたいと言った。

 

朝、起きて、腫れを見た夫も参観日に行ってから別の病院に連れて行くのでいいと言った。

 

私は嫌だった。

 

病院に連れて行くのを口実に参観日をお休みして通い慣れた病院に行く気持ちが勝っていたのだ。

 

そしてそうなるだろうと安心していた。

 

だけど、娘が幼稚園に行きたがる気持ちも、

夫のいう別の病院でもいいってことも、

どちらも分かる。

 

そうするべきだろうと分かっていた。

 

そう自分でわかった瞬間。

 

急に鬱がひどくなって息苦しくて、こわくて、何かを考えることもできず布団に逃げてしまった。

 

眠たいわけではなく目を閉じてるだけで精一杯になった。

 

夫に「鬱がひどくなった。動けない。」

そう伝えた。

 

夫は、ふざけるなよって感じで

「昨日が飲み会だったから、今日、休んだりしたら飲み過ぎたからだと思われるから休んだりせんよ。」と。

 

会社を簡単に休むことはできない。

それは分かっている。

だけど、サボりだと思われるのが嫌だと心配した夫。

 

私も久しぶりに動くことができなくなって戸惑っていたのに私の心配よりも自分の心配をした夫。

 

なんとなく夫のリアクションが分かっていたけど、気分の落ち込みが酷く動けなくなってしまっていたので、辛かった。

 

夫はイライラしながらも幼稚園の準備もしてくれて、私が本当に動けなくなっていると分かって、会社を休んで参観日にも行ってくれて皮膚科にも連れて行ってくれた。

 

イライラしている夫が怖かったけど、夫への申し訳ない気持ちが強かった。

 

どうして動けなくなったのか夫は分からないこともイライラする理由になっていた。

 

薬の飲み忘れではないのかと何度も聞いてきた。

 

私はしっかりと薬を飲んだことを覚えていた。

 

私は違う病院に行くこと。

参観日に行くこと。

 

それが嫌だった。わかる。

 

だけど、それでも、ちゃんと、

 

今までは向き合って起きて過ごせたはずなのに。

 

参観日にも行くことはできていた。

 

知らない場所に運転して行くこともできていた。

 

それなのに全く動けなくなってしまった。

 

悔しかった。

 

こんなことでこんなにも。

 

何もできない。

罪悪感でいたたまれない。

苦しい。

怖い。

 

私は病気なのかな。

 

いや。ただ弱いだけで母親失格。

 

イライラする夫の気配を感じながら寝室で夕方まで過ごした。

 

少し、落ち着いて、会話ができた時に、

 

私はあることを思い出した。

 

【生理】

 

もうすぐ生理がくる。

 

生理。君のせいなのか。

 

夫婦で少し納得して仲直りもできた。

 

生理前による女性ホルモンの乱れ

 

もともと持つ病気のせい。

 

自分で理由を見つけて納得することができたので眠れる。

 

なんのことやらでした。