USJに行きたくて散財(終)
だけど絶対に宝くじは当たる。
だから私は宝くじをやめれなかったんです。
それにポツポツとは当たっていた。
それも、やめようかなって思うタイミングで。
けど、1,000円が最高でほとんどが300円。
そんな状況で迎えたのが誕生日の前日。
【宝くじがよく当たるのは誕生日の前日と誕生日当日。】
こんな信憑性のない情報を信じていた私。
誕生日の前日だから、当たる。
ついに当たってUSJに行ける。
約2,5000円。
宝くじを買った金額。
約2,5000円。
誕生日の前日。
たった一日で宝くじを買った金額。
約2,5000円。
当たらなかった。
僅かな貯金がなくなりそうだった。
どうしてなんだろう。
絶対に当たるはずなのに。
分かった。明日だ。
誕生日。
誕生日、当日に当たるんだ。
そして、私は約20,000円ぶんの宝くじを買った。
だけど、当たらなかった。
当たるわけがない。
今ならそう思えるのに。
私は宝くじが絶対に当たってUSJに行けるんだと思い込んで大金を無くした。
その現実が私を苦しめた。
寝込むようになった。
精神科の通院日に先生に
「宝くじが絶対に当たるはずだったのに当たらなかったのはおかしい。お金がない。絶対に当たるのに。当たらなかったからもう何もできない。」
と、話したら、
薬が変わった。
今まで10年以上飲んでいたエビリファイを処方しないと。
ハイになっていたのだろうと。
病気のせいだったのか。
分からない。
だけど、エビリファイを飲むのをやめたら、
どうして宝くじ買ってしまったのかとバカだったと思えるようになった。
USJに行きたくて宝くじをしてUSJに行けるだけのお金を無駄に使って生活が苦しくなった。
その現実に私は向き合うのがつらかった。
だけど、向き合うと決めたらスッと宝くじをやめれた。
思い込み。。
いや、分からない。
けっきょくのところは分からない。
だけど、お金がない。
これは現実として今後もずっとのしかかっていく。
はぁ。